梅雨明け後、たぬき工房にももれなく暑い暑い夏がやってきました。
エアコンのない部屋で自然の風を頼りに作業を頑張っているメンバーの皆さんに、今日はさらに汗をかいてもらって恒例の流しそうめん開催です。

早めの送迎バスで到着したメンバーは、竹を割り、樋を設置するなどの会場設営チームと、食材準備チームに分かれてスタート。
次の送迎バスで合流したメンバーは、食器類の準備や後片付けを担当。できることをできるだけ、自分で選んで取り組めるように、作業内容を明確化する工夫についてスタッフも毎回学ばせてもらっています。

「じゃあ私、お肉ゆでまーす」
「僕はみょうが刻みます」

体調や、その時々の生活環境・症状の出方によって、自分の行動が選択できる時とできない時があるのが心の病の難しいところ。
それを受け入れた上で自主的に自分の役割を見出していけることに、治療の積み上げの成果を感じます。

ちくわはどう切ったら流れやすいか相談しあったり、竹の角度は昨年より傾斜をつけたり…これまでの経験のおかげで、今年はまあよく流れる流れる♪下流に行くほど加速します。

うずらの卵を見事とらえると歓声が上がります。今年の目玉は「プランターで夏野菜を育てようプログラム」で実った収穫したてのミニトマト。育てたメンバーがキャッチするとこれまた大歓声。笑いと水の流れに、暑さも吹き飛んだ気がします。

ほとんどのメンバーはため息が聞こえてきそうなほどお腹いっぱいのご様子(笑)
連休前に、涼も栄養も力も得られる暑気払いになりました。

いつも快く会場を貸してくださる大家さんにも感謝です。

たぬき工房は、8月12日（月）から15日（木）までお盆休みをいただきます。
皆様、よい夏休みをお過ごしください。