夏を迎えて

7月も後半に入りました。
長く続く梅雨の間、県内の病院スタッフの方や、看護学校の実習担当教員の方、利用を検討されている当事者やご家族の方々が施設見学にいらっしゃいました。
これまで、就労系の事業と混同されることが多かったのですが、見学にいらっしゃる方のほとんどが就労系事業にはない役割を求めて見学にお越しになっていることが伺えました。
疾患に向き合い、今やれることの質を集中的に上げていくという地道なリハビリと、安心していられる場所を提供することで積みあがった評価であるとすれば、スタッフとしてこれ以上嬉しいことはありません。

そんな、たぬき工房の「夏」は恒例行事が満載です。

~暑気払い~     流しそうめん  竹の水路を作るところからスタートです。
~お楽しみ染物~  藍の葉をハンマーで叩き、葉のかたちそのものを布に写します。
~スープもしくは一品ウィーク~ 日替わりシェフがお昼ご飯を作る一週間です。

普段の作業とは違い、打ち合わせ、段取り、調整やトラブルシューティングが必要な絶好のリハビリが満載の1か月。
リハビリテーションというと身体機能の回復をイメージされる方が多いと思いますが、その人らしさの回復も重要なリハビリテーションです。
病気になる前の自分に戻ることが最善ではないこともある。そのことを実感しているメンバーの「その人らしさ」を広げる夏となるよう、スタッフ一同頑張ります。

8月12日(月)から15日(木)までお盆休みをいただきます。
見学を希望される方は、上記日程以外にあらかじめご連絡ください。