豊かさと芸術性

たぬき工房が運営している「地域活動支援センター」の役割は、医療機関との連携による治療をしながら居宅での生活を安定させ、再発を防止するところにあります。

およそ治療には結び付きそうにない小さなことも、工夫次第で薬以上の効果を生むことがあり、そのような出来事の積み重ねを治療の意欲に繋げていく現場というのは、豊かで芸術的であることが大切だと思います。

それではここで、豊かで芸術的な現場の様子をご紹介しましょう。

 

「アフタヌーンティデラックス」

デイコースのメンバーさんによる、月に一度の豪華なスイーツ作りプログラムです。

今回は、たぬき工房と同じ敷地にある天然酵母パン「つむぎ」さんの全粒粉食パンを使った、パンプティングです。パンの弾力は想像以上の豊かさ!

 

「男のための調理プログラム~ホワイトデー編~」

バレンタインにチョコレートが出たことがない厳しい現場のたぬき工房。

朝のミーティングで「今年もチョコはないですよ—-」と釘を刺されるほどの厳しさですが、ホワイトデーが誕生日という男性メンバーからの「では、何か作りますか」の一声に狂喜乱舞の女性メンバーと女性スタッフ。

それでは…と集まった男性メンバーらの知と汗の結集「フレンチトーストと人参、りんごの箸休めとミルクティー」がこちらです。

 

大変芸術的な仕上がりとなりました。来年のバレンタインは、女性メンバー&スタッフが腕を振るうという約束を交わしたのは言うまでもありません。

いずれのプログラムも、目的が結果に結びつくよう様々な工夫を凝らし、ひとりひとりの役割に反映してこそ成り立っていくものです。

まもなく新しい年度が始まります。さまざまな取り組みをメンバーひとりひとりの豊かさに繋げていけるよう、心掛けていきたいと思います。