多彩な調理プログラム
連日の記録的な猛暑の中、たぬき工房では「食べて休んで身体を動かす」プログラムを中心に、作業を行っています。
このような気候では、薬の副作用や睡眠不足から来る不快感や不安症状の管理が難しく、メンバー多くは、いつもならできることがとても大変なことに思えるようです。
この時期は、たぬき工房への足が遠のくことを防ぎ、なおかつ各自がスキルアップできるためのプログラムを組み立てるのがスタッフの仕事です。
そこで今回は、先日行われた「お弁当作りプログラム」をレポートします。
このプログラムは、主菜、副菜をグループごとに作り、お弁当箱に詰めて昼食をいただくというものです。
各献立を選んだメンバーが「作業手順書」を作成し、調理の段取りをあらかじめ決めておくという作業からスタートします。
料理のレシピは、一行にいくつもの工程が記載されているため、簡単そうに見えて実は複雑な表記になっていることが多いのですが、たぬき工房の調理プログラムでは、その工程を「切る」「洗う」「混ぜる」などのカテゴリーに分け、自分でできそうな作業を選ぶことで調理初心者の方も積極的に参加できるシステムにしています。
今回のメニューは
豚こま肉と玉ねぎカレーソース~温泉卵を添えて~
きゅうりとちくわの簡単ナムル
青のりとショウガが決め手!おつまみポテトサラダ
今回は、総勢11名のメンバーが参加。
準備から片付けまで、約2時間で完了させるメンバー達の手際の良さには、毎回感心させられます。
調理後は、各グループで会計報告と工程の振り返りを行い、発表をします。
今回は、温泉卵まで手作りという豪華メニューでしたが、一人当たりの材料費は¥181。
きゅうりを差し入れて下さったメグミランドさん、調理室をお貸し下さった鎌足公民館のご協力のおかげです。
そして来月は、メンバーが日替わりでスープを作る「スープウィーク」が始まり、毎月恒例、おかず一品とごはんのセット「一品シェフ」など盛りだくさんの一か月。
「暑いから行かない」を「暑いけど行ってみよう」に変える底力は、たぬき工房の得意とするところです。
次回はどんなメニューが飛び出すでしょうか?