新規利用の一部制限について

たぬき工房の新規ご利用を検討されている方、ご家族様、行政・医療・福祉関係機関、相談支援員の皆様へ、新規利用の一部制限のお知らせです。

新型コロナの5類引き下げ後、新規利用のご相談を多く頂くようになりました。その内容のほとんどは、
「現状を変えたい」 「安定したら就労したい」 「将来が不安」
というお悩みです。コロナ下で悶々とする日々が続いていた方が多いのかもしれません。

できるだけ多くの方にご利用いただきたい気持ちは山々ですが、新規利用者の増加により、当面の間、新規利用を次のように制限させていただきます。

「ワークコース(工賃が発生する作業を伴う利用)」の新規利用者の受け入れを停止し、「デイコースからの利用を希望される方」に限らせていただきます。

コース構成の概要につきましては、下のリンクをご覧ください。
https://www.tanukikobo.jp/?page_id=171

~デイコースとは?~

心身を整えるコースで、主に退院後間もない方や自宅静養中の方が対象です。ワークコースとは異なり、工賃は発生しません。退院後のフォローや、疾患に起因する意欲低下や身体症状の改善を目的としています。月に3回までのご利用となります。生活リズムや症状のコントロールができるようになった段階で、ご本人様と相談しながらワークコースへの切り替えを検討していきます。

<利用可能日時>
・第1水曜日   10~14時(送迎利用の方は木更津駅9:35発、14:15着)
・第2・4水曜日 11~14時(送迎利用の方は木更津駅10:25発、14:15着)
※送迎は木更津駅から当センターまでの運行ルート上で立ち寄れる範囲内のみとなります。
※送迎を利用されない方は、時間内であればどの時間にご利用いただいても結構です。
※交通費は当センター規定により、一部補助が出る場合があります。
※昼食はご持参ください。

<利用できる方>
1.精神科・心療内科に通院中の方
2.主治医に利用の了解を得た方
3.デイコースの趣旨をご理解いただける方
4.4回の体験通所を行った方
5.当センターの施設長が利用を許可した方

<主な過ごし方>
・当センター内での静養
・日ごとに用意したプログラムに参加する(参加自由)
・ご自身の趣味活動(ただし、当センターが許可したものに限る)
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これまでにも何度か、新規利用の制限をさせていただいたことがあります。当センター規定の定員もありますが、定員未満でも制限をさせていただく理由は、サービスの質を保つためです。利用者様の中には、症状や薬の副作用によって思うように生活リズムが整わず、周囲にもなかなか理解されないために自宅から出ることが難しい方もおられます。人それぞれに必要な支援が異なります。いま現在の利用者様に合わせて、必要最低限の時間を確保するために、状況に応じて新規利用者数の調整をさせていただいております。

私たちがサービスの質にこだわる理由は、当センターの成り立ちと、私たちがこの地域社会で担いたい役割(ミッション)にあります。

1993年、地域で心の病を抱える家族の集まり「つくし会」の努力によって、共同作業所として設立。地道な活動が認められ、少しずつ補助金をいただけるようになり、作業所らしい活動ができるようになりました。その後、少しずつ変化を受け入れながら、2008年、法人格を取得し、現在に至りますが、法的な整備がされるまでの間は、様々な出来事に翻弄されてきました。精神疾患特有の問題へ専門的支援を行うには、お一人おひとりと向き合うための最低限の時間は確保する必要があります。過去に事業拡大のチャンスもありましたが、それにより細やかな支援ができなくなるのを避けるため、あえてコンパクトな地域活動支援センターとして事業を行っています。

ワークコースの新規利用受け入れ再開時期は、状況をみながら目途が立った時点で改めてお知らせしますが、見学は随時受け付けております。下記までお問い合わせください。

ワークコースの新規利用をご検討中の方には、ご不便をおかけいたします。関係機関の皆様には、何卒ご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

 


お問い合わせ:たぬき工房 0438-52-0175 担当:小黒(おぐろ)