オトナの部活動2022 始動
昨年度始まった「オトナの部活動」。迷走する顧問(スタッフ)を陰で支える部員たち(メンバー)の頑張りによって、なんとか部活らしくなってきました。2年目のスタートにあたり、新しい部活動のアイデアを募集したところ、予想以上の多数の応募が! 応募の中から顧問が対応可能なものを一旦選考し、その中からさらにメンバー投票で決めることにしました。時間はかかりましたが、投票の結果、今年度の部活動が以下のように決まりました。
<継続> —————————————
・ネイチャーウォッチング部(顧問:佐々木)
たぬき工房周辺の自然観察を楽しむ。雨の日は映像鑑賞でお金を掛けずに世界旅行
・人生案内研究会(顧問:小黒)
人生の方向が定まらない顧問を相手に、人生相談の回答者を目指す
・COOL JAPAN研究会(顧問:小黒)
日本の文化を見直し、何でも楽しむ
<新設> —————————————
・運動部(顧問:佐々木)
動画を使い、ダンスやヨガの他、公民館にて卓球などの球技を取り入れて体力アップ!
・けいおん!部(顧問:小黒)
お気軽に音楽を楽しむ。知識よりもテキトーさを、正確さよりも破天荒を目指す
——————————————————————————
昨年度を振り返ると、メンバーそれぞれの表情や言葉などから、通常の作業では見られない面を伺い知ることができました。精神科リハビリテーションにおける「心理社会的リハビリテーション」の定義のひとつに、「治療者も患者も互いに協力して目標を目指す」というプロセスがあります。部活動によって、無意識のうちにこのプロセスを実践することができたと考えています。このような取り組みに力を注げるのは、地域活動支援センターならでは、です。今後も大切に育ててまいります。
各部員の皆さん、オトナの部活動で得た気づきを、普段の生活や自身の価値観にプラスして、これからの治療や生き方に繋げていきましょう。顧問たちも迷走しながら頑張ります!
<ご利用を検討されている方、相談支援機関の方へ>
作業所というと、作業をしなければならないというイメージを持たれる方も多いと思いますが、地域活動支援センターであるたぬき工房は、日中活動の場の提供や日常生活における全般的な相談や支援を行っています。支援員に悩みを相談したり、工房内での静養やDVDを観て過ごしたりすることもできます。「退院後間もない方」や「再発・再入院防止のための通所先をお探しの方」なども多く利用されています。条件内で他の事業所と併用して利用することもできます。ご利用を検討されている方、相談支援機関の方は、メニューにある「利用案内」の各サブメニューをご一読の上、電話 0438-52-0175 または お問い合わせ よりご相談下さい。(担当:小黒)